日本大学吹奏楽研究会第49回定期演奏会
この舞台へつづく、活輝あるまいにち
永年、厚生年金会館(東京厚生年金会館大ホール)で行われてきた私たち日大吹研の定演も、今年が最後となりました。厚生年金事業の見直し等により、会館自体が閉鎖されることになったためです(事業譲渡後については未確定)。
これを記念して、演奏会終了後に、OBOGと現役が舞台に集まり、集合写真を撮影しました(日大吹研ホームページを参照)。また、厚生年金会館の方に花束を贈呈し、お話をいただきました。
本当に厚生年金会館での定演が最後なのか、は、まだ実感がわきません。来年、新宿文化センターでの定演を見て、初めて実感するのでしょうか…。
今回の定演にて撮影した写真をいくつか御紹介して、みなさまそれぞれの想い出を蘇らせていただければ、と思います。
ありがとう、さようなら。東京厚生年金会館
ずっとお馴染みだった、定演の入口の大階段。
現役時代はこの様子を見ることはできません。卒会してはじめて、この大階段をあがり、受付を通ってロビーを抜け、ドアを開けてホールの中を見る…、ことができるのです。そして思い知らされます。こんなホールで演奏会をしていたなんて…。もっと、できることがあったんじゃないか…?。
1階にある控室から、3階にある舞台袖へ続く階段。
のぼる時は、緊張と、期待と。
くだる時は、達成感と、涙と。
舞台進行を手伝ったOBOGにとっては、忘れがたい光景。定演本番の舞台下手袖(現役が待機する、1部1ベル直前)。
アナウンス席のライト。袖幕や反響板の隙間からこぼれる舞台照明。目隠し板。演じる現役がいて、手伝う私たちがいる空間。
もう、戻ることのない時間。
終演し、お客さまが帰られた後の大ホール。
さよなら、さよなら、また逢いましょう。ここではない、新しいホールで…。
ありがとう、さようなら。厚生年金会館。
そして、新しい、あたらしいまいにちへ
楽器搬出後、厚生年金会館前での、最後の「集合」。
現役からOBOGへのお礼のご挨拶。OBOGから、「手伝わせてもらったこと」へのお礼。今年はさらに、厚生年金会館での定演というものも最後。本当に最後の集合。
現役時代は、ここから来年の定演が始まっていることにはなかなか気付かなかったけど。
もう、始まっている。第50回定期演奏会。
もう、歩き始めている。新しい、あたらしいまいにち。
ありがとう、さようなら。厚生年金会館。
そして、新しい、あたらしいまいにちへ。
redaction : 09.09.18 , 2011.02.18
2009.06.18 by Hiro Ishiwatari % "suiken@net"